逆をやってみよう!
先生方ご自身が言語活動を無限に作り出す方法がある。
observationという手法を用いるこの方法は、
言語活動に対する観察眼を育ててくれる。
まず、音読なら、いつも自分がどのように音読という言語活動を行っているかを考える。
1 先生が英文を読み、生徒がリピートする。
2 先生の読みに対して、生徒は、一回リピートする。
3 先生は、一文ずつ読む。
とりあえず、以上のようにいつも音読をしていると仮定しよう。
活動の幅を広げるためには、その逆をやってみるとよい。
1の逆は、生徒が英文を読み、先生がリピートする、となる。生徒に読ませて、それを
忠実に先生がリピートすると、生徒の読みの癖や、改善点を生徒が気づくことができ、有意義である。
2の逆は、先生の読みに対して生徒は一回リピートしない、つまり、複数回リピートする、となる。これにより、リピート数増やし音読という活動が生まれる。生徒は、最初は、先生の読みを一回リピートするが、
第2ラウンド目には、二回ずつリピートし、
第3ラウンド目には、三回ずつリピートする。こうして、だんだんと英文が生徒の頭の中に入っていく。
3の逆は、先生は、英文を一文ずつ読まない、である。つまり、二文、三文ずつ読む、
ということが考えられる。
最初は、先生は、英文を一文ずつ読むが、
第2ラウンド目には、先生は、英文を二文ずつ読み、生徒は、二文を繰り返す。第三ラウンド目には、先生は、英文を三文ずつ読み、
生徒は、三文を繰り返す。このようにしてできるのが、英文数増やし音読、である。
このように、ある言語活動の特徴を書き出し、その逆をやってみると、言語活動は無限にできる。
是非やってみてください。