英語教育雑感

英語教育雑感part2

小6の初めての英語の授業

今日は、小6の男の子に初めての中学以降の英語の授業をした。小3から外国語活動として
授業があり、小5から本格的な英語の授業があった学年の生徒である。
まず、" How are you?" と言ってみた。
しかし、この表現は知らないとのこと。
定番過ぎるが、"I'm fine, thank you. And you?" を教えて、私とのやりとりを成立させる。
    彼曰く、最近は、ペアワークで、中学生になったら入りたい部活をお互いに聞き合うことをやったそうなのだが、彼が覚えていたのは、一言、" Badminton club" だけで、
質問の英語は覚えていなかった。
   しかし、考えてみれば、彼が質問文を覚えていないのも無理はない。質問文の方は、
What club do you want to join?などと想像されるが、これは、文法的に難易度が大変高い。
   小学校では、文法は教えていないので、もっと簡単な、What do you like?くらいでもわかっていないし、覚えていない。ある一定の年齢を過ぎた子どもたちに文法を教えずに文を覚えておけ、というのは無理である。
    文法がわかってこそ、発話も可能である。
小6の初授業を終えて、そんなことを感じた。