ELEC同友会英語教育学会第25回研究大会を終えて
11月3日、 E L E C同友会英語教育学会第25回研究大会が行われた。
私は、直前に酷く足を痛め、屯服を飲みながら、パートナーに支えてもらって、
どうにかこうにか任務を果たすことができた。
今年の発表タイトルは
「modified repetition〜語彙の定着活動としての記憶への検証〜新出語24語を教え、その定着活動として」
という長いものだった。
教室が比較的狭い場所であったせいか、
ずいぶん参加者が入った気がする、というか、私たちの発表を積極的に聞きたいという感じでいらしてくださった方が多かった気がする。
まず、パートナーが全体司会をして発表ははじまり、私から、modified repetitionという活動の説明と研究手順の説明を行った。
そして、つぎに、パートナーのもと、授業実演として、参加者の先生方、学生さんたちに
modified repetitionをやってもらい、その後、
この活動をご自分の授業で使ってみたいと思うか、ということをペアで話し合ってもらった。
そしてまた発表が私になり、研究結果とクラスルームへの示唆をお話させていただいた。
今日、いちばん良かったことは、時間配分が
我ながら見事だったことである。次に参加者の皆さんからの質問がたくさん出されたこと
である。
質問には、
modified repetitionで、例えば、目に見えるもの、見えないもの、とを分けるとき、何を基準にするのか、というものがあった。
基準は、生徒次第であり、教師が決めるものではない、とお答えした。
また、modified repetitionの良いところは、
語彙のイメージが広がるところだという先生がお二人いらしたが、短所は時間がかかるところだという、よい意見もあった。
また、鋭いツッコミとしては、modified
repetitionとほかのrote learningでない活動との
比較はしたことがあるか、という質問があった。統計を取ったことはないが、と断った後、ランキングという活動があるが、生徒たちはmodified repetitionもランキングもよくやっていたと思う、と答えた。
発表後の反省会で、来年のテーマは、modified repetitionとランキングと、あともうひとつ何かの語彙活動を比較して、どれが一番効果的かを考察する研究をするとよいかも、という話になった。
私が足の痛みで歩くのもやっと、という中、
皆さんにフォローしていただき、感謝しかない。
しかも参加者の方から、来年のテーマまでヒントをもらってしまい、有り難い限りである。
本当に、本当に、皆さん、ありがとうございました!