英語教育雑感

英語教育雑感part2

「英語くらいは」への違和感と自己反省

外国語を学ぶ目的は何か、と問われれば、


1日本語とは異なるルールを持つ言語が世界中にはあることを知り、日本語が絶対的な言語ではなく、相対的なものである、という健全な言語観を持つこと

2 世界中の言語には、優劣はないという健全な言語観を持つこと

のように、まずは、健全な言語観を育てることに資するものでなくてはならないと
考えています。

このような目的を達成するためには、必ずしも英語を学ばなくても、フランス語でも、タガログ語でも、アイヌ語でもよいわけで、たまたま英語をひとつの言語として学ぶことになっているに過ぎないのですが、
やっぱり英語くらいは、という英語至上主義には根強い支持があり、英語教師としてはそれに加担してしまうことも多い、
という自己反省をここにきちんと書き残しておきたいと思います。